コネクタのアクセスは 3 つの独立した層に分かれています。メンバーの接続、エージェントの認可、そしてそのエージェントに与えられる名前付きの権限です。サービスを接続しただけで、すべてのエージェントにすべての操作が黙って許可されるわけではありません。
接続・認可・権限
| 層 | 何を決めるか |
|---|---|
| 接続 | そのサービスに対して、どのメンバーのアカウントまたは認証情報を使えるか。 |
| エージェントの認可 | 接続済みのサービスを、どのエージェントが使えるか。 |
| 権限の付与 | そのエージェントがどの名前付き操作を要求できるか、そしてどれだけの期間か。 |
メンバーごとの認証情報を使うサービスでは、各メンバーが自分のアカウントを接続します。共有エージェントであっても、それを実行しているメンバーの接続済みアカウントと付与内容を通じて動作します。同僚の受信トレイ、トークン、非公開のチャット履歴を引き継ぐことはありません。
アクセスを許可する
エージェントが持っていないコネクタ権限を必要とすると、Okou は権限リクエストを表示します。Allow か Deny を選ぶ前に、コネクタ、エージェント、権限名、理由を確認してください。
許可した権限には、製品が提供する次のいずれかの期間を設定できます。
- Allow for 1h
- Allow for 24h
- Allow for 7d
- Allow always
期限付きの付与が切れると、エージェントは改めて要求する必要があります。ひとつの権限を拒否しても、アカウントの接続が切れたり、無関係な権限が外れたりすることはありません。
エージェントの現在のコネクタアクセスは、その認可設定から管理します。コネクタアクセスの画面では、どのエージェントが認可されているか、権限の状態が許可・拒否・混在のどれかを確認できます。
認証情報の扱い
OAuth トークンと手動で入力したシークレットはプラットフォーム側に保存されます。コネクタのリクエストでは、ファイアウォールがネットワーク境界で認証情報を注入します。シークレットが環境変数としてエージェントのコードに渡されることはありません。
API キー、OAuth トークン、パスワード、クライアントシークレットを、チャット、エージェントの指示、ワークフローの指示、添付ファイルに貼り付けないでください。代わりにコネクタの接続フローを使います。
メンバーがコネクタの接続を解除すると、以後の Run からその接続はなくなります。エージェントの認可を外すと、そのエージェントはコネクタを使えなくなりますが、他の認可済みエージェントには影響しません。
承認の境界
実際に強制される境界は、コネクタの名前付き権限の付与です。「この種の操作だから」という大まかな分類を、メール送信・投稿・支払い・インフラ変更・削除が常に同じように止まる保証として当てにしないでください。
人のレビューを必ず挟みたい作業では、次のようにします。
- 読み取りまたは下書きの権限だけを許可し、コネクタが分けて提供している場合は最終的な書き込み・送信の権限を拒否する。
- レビューが必要であることを、エージェントまたはワークフローの指示に明記する。
- 最後の操作は人に残す。たとえば送信や適用ではなく、Gmail の下書きや変更案を作らせる。
上流サービス側の制御も併用してください。スコープを絞った API キー、最小権限の OAuth スコープ、リポジトリ権限、本番用と分けた認証情報などです。
チャット・ログ・管理者からの可視性
メンバーがアクセスできるのは自分のチャットスレッドです。エージェントやワークフローを公開しても、そのメンバーの非公開チャット履歴やコネクタの認証情報が公開されることはありません。会話や成果物は、明示的な共有機能を通じてのみ共有してください。
ワークスペース管理者は、請求と容量管理に使うメンバー単位の利用集計を見られます。これは他のメンバーの非公開チャット内容を自動的に閲覧できるという意味ではありません。
自分のチャットの中では、アクティビティ表示に Run の可視的な流れ、コネクタの動作、成果物、ステータス、エラーが記録されます。要求したコネクタ操作が実際に実行されたか、成功したかの確認に使ってください。
確認リスト
- コネクタは意図したメンバーのアカウントに紐づいているか。
- 意図したエージェントは認可されているか。
- 今回の作業に必要な権限だけが許可されているか。
- 恒久的に残すのではなく、1 時間・24 時間・7 日で期限切れにできないか。
- ワークフローは、取り消せない操作や外部に影響する操作を人のレビュー工程に残しているか。
- 上流の認証情報はさらに絞り込めないか。
次に読むもの
- チャットという境界の内側で何が起きるかは Chat。
- カタログと各コネクタにできることは Connectors。
- 組織単位の権限設定は For teams。

